庭のロウバイ(写真)は、 スイセンのような香りを振りまいている。
ダンコウバイは丸い花芽をたくさんつけている (写真)。 早春に咲く黄色い花が楽しみだ。
今年一年、残念だったことを挙げればきりがないが、 個人的には本当に大きなトラブルはなかったし、よかったこともいろいろある。 会えてよかった人。 読んでよかった本。登ってよかった山。 観てよかった映画。食べてよかった料理。行ってよかったところ。見てよかったあれやこれや。 そのほかにもたくさんの「よかった」があったと思う。ありがたいことだ。
「 折々の写真から」の, 家の庭 と 野菜のページで 一言メモが書いてなかった部分を書き上げた。 通勤路・職場 と、 旅先・調査地 の分は未完成のままだ。
自転車で走っていたら、用水池の縁にアオサギがいた (写真)。 車とちがって、歩きや自転車だと いつでも止りたいところで止まってカメラを取り出せる。 何枚めかのシャッターを押すときに飛び立った (写真)。 期せずしてよい姿を捉えることができた。
途中で立ち止まる余裕、立ち止まって眺めたいものを見つける余裕はまだあるようだ。
シコンノボタンの鉢をずっと庭に置いていたが、寒くなるとともに蕾が開かなくなった。 霜が降りるようになってきたところで家のなかに入れたら、また花が咲きはじめた (写真)。 ノボタンの仲間は雄しべの形がおもしろいので、横からアップで撮ってみたら、 葯(やく、雄しべの先の花粉が入っているところ)に鍛えた腹筋の割れ目のような 模様が並んでいるのに気がついた (写真)。
今朝、庭の畑の土は霜柱でぼこぼこと持ち上がっていた。 気象庁のデータによると、今朝のつくばは午前4時に -1.7度まで冷えた。 通勤路の水たまりに氷がはっている。 自転車のハンドルを握る手が手袋をしていてもたちまち冷たくなった。 寒いより暑いほうが好きな私は夏が恋しい。
天気は快晴。職場構内の池では、ヨシの穂が朝日を受けて光っていた (写真)。
ここしばらく、ほぼ毎日会議が続いている。本日も二つか。
12月もなかばだ。日々の対応に追われるう間にたちまち年末になり、 そして年が明けるのだろう。 私にだけ、12月と1月のあいだにこっそりと13月をもらえないだろうか。 その1ケ月のあいだに成長し、なにごともなかったかのように 世の中の1月1日に合流する。異世界トリップものでよくあるパターンだな。
12月最初の週末、庭のセンダンの剪定をしたとき、切った枝に残っていた 葉を手で落としたら、まだ緑が鮮やかな葉痕(ようこん)が現れた (写真)。 維管束のあとがおもしろい。 目と口があってカマキリの顔のようだ。
1ケ月ぐらい放っておいてもらって、そのあいだに新しいことをじっくり勉強できたら さぞ楽しかろうと思う。そうした時間が持てないと、 今までやってきたことの続きを、今までのやりかたでやるだけになりそうだ。 勉強しなくても目につく流行を浅くフォローするのもいやだな。
放っておいてもらえるまで、あと473日。
11月から12月、植物は冬に向かって身を縮めていくだけのような気がするが、 ジンチョウゲはこの一月ほどのあいだにじわじわと蕾を充実させていた (写真)。 低温熟成。 来春は咲かないのかと思って心配してしまった。
綱渡りで「今はそれどころじゃない」状態が続くと、「それ」の筆頭である「片づけ」が 放置され、身辺は乱雑さを増し、目的物の探索時間もまた長くなっていく。 時には目的物に辿りつけないようになったら、もういけない。 どこかで思い切って、まとめて片づけに時間を使うしかない。 整理ができたら次の課題は片づいた状態を維持することだが、これが難しい。 いつのまにやら振り出しに戻ってしまう。
明日から土曜まで不在です。
なおも続く紅葉シリーズは、庭のイヌシデ (写真). シデの仲間は、葉の側脈(中央の主脈から葉の縁へと伸びる葉脈)が整った感じが好ましい。 紅葉は、樹冠のなかの場所によって写真のように赤みが強かったり、黄色かったりする。 むき出しで冷え込みやすいところが赤くなるようだ。
月曜はお休みと書いたっきり、どこかへ消えてしまったというわけではなく、 休んだことのつけが溜ってばたばたしている。
朝の庭では、西の空に沈んでいく月が、だいぶ葉を落としたセンダンの向こうに見えていた (写真). 去年も同じような構図で写真を撮っている ( 写真)。