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2010年 6月

2010-06-28

筑波実験植物園のシダのコーナーで、シダの一種クリハランが植わっているすぐ横に クリの木がある。クリの葉と比べてごらんという意図だろう。 以前、宿舎のそばにあったサワラの木の枝を皿に敷き、サワラの切り身を焼いて載せてみたのは洒落っ気。 今朝、職場の構内で、ランの一種ノヤマトンボの花茎の先にノシメトンボが止っているのを 見かけた (写真)。 ノヤマトンボの花はまだつぼみだ。 もちろんトンボにはシャレのつもりはない。

ゆっくりと、少ない言葉で、丁寧に語っている人を見ると、 自分は舌先三寸でその場その場をしのいでいるだけだと思い、いやになる。

2010-06-24

職場の構内でアカメガシワが花盛り (写真)。 アカメガシワは雌雄異株で、これは雄株。 雄しべが花火のようだ (写真)。 甘い香りがただよう。

クワの仲間、おそらくヒメコウゾの実がなっていた (写真)。

2010-06-21

庭で、ヒョウタンボクの赤い実がなっている (写真)。 ふたつ並んで花が咲き (写真)、 それぞれが丸い実になって接しているようすが瓢箪のように見える。

青紫の花が咲くセージは、例年キムネクマバチ (あってますか?)に人気だ (写真)。 脚の先がちょっとかわいい。 蜜を吸いに来ているのだが、花に正面から頭を突っ込むのではなく、 花のつけ根に外から口吻をさし込む (写真)。 このように、花粉の持ち運びには貢献せずに蜜だけ吸う行動を盗蜜と呼ぶ。 もちろんクマバチに悪気はないが。

2010-06-18

庭のヒメシャラが静かに花盛り (写真)。 ナツツバキよりだいぶ小ぶりだが、それが好ましい。

ベテランのプロスポーツ選手が、コーチのポストを提示されても 自分でプレーがしたいからと断り、 一選手として使ってくれるところへ移籍するという話が時々ある。 チームスポーツの場合、プロのレベルでプレーしたいなら(たとえば草野球では 満足できないなら)、雇ってくれるチームを探さないといけないが、 個人スポーツなら自分で独立すればよいだけだ。 我が身に照らして考えてみる。

2010-06-16

余裕がないままに「様子」もしばらく放置してしまった。 もう2週間ほどで多少は落ち着く予定。

先日、筑波山の調査の手伝いに行った。植物の種類が多少は分かる人という役割で、 コナラ、エゴ、ゴンズイ、クロモジなどが分かればよいので、私でも務まる。 ところどころ、林床一面にシダが繁茂していて心躍る。ベニシダ、リョウメンシダで 8割がたが覆われているところもある。 それにイノデ、ジュウモンジシダ、ハリガネワラビなど。ベニシダの葉を裏返すと、 赤い胞子嚢群が並んでいた (写真)。

先週末には生態学会のシンポジウム企画提案ページや問い合わせページの改訂作業。 システム全体のUTF8化、HTML::Template の導入、モジュールの整理などで けっこう手間がかかっている。受け付けページは月曜から公開した。

2010-06-08

昨日の、あれはニホンミツバチだとのご指摘に感謝して訂正したところで、そういえば 去年は分蜂中のニホンミツバチがしばらく庭に滞在したなぁと思い出し、そのころの 「様子」を見たら、 ちょうどぴったり1年前のことだった。 1年見ないあいだに顔を忘れてしまっていた。

ほんとうに虫のことは知らないので、触れないほうがよいかもしれない。 でも、植物にカメラを向けると自然と視野に入ってくるのに、ことさら目を背けるのも 視野が狭くてつまらない。 懲りずに載せて、まちがえたら教えていただくのが楽しい。

庭のムラサキシキブにはけさもニホンミツバチが来ている。ずんぐりしたクマバチも訪問。 これはまちがいないと思うが、きれいな写真が撮れたら載せます。 忙しく動き回るので、なかなかピントがあった写真が撮れていない。

明日、明後日は調査の手伝いで筑波山。

2010-06-07

庭のムラサキシキブが花盛りで、目ざとく虫が集まってくる (写真)。 写っているのはハナアブの仲間でしょう。 ハチと違って、ハナアブを含むハエの仲間は後翅が退化していて、羽らしい羽は1対しかない、 ということをいま勉強した。 当たり前だけど、 自然のことを自分は本当にわずかしか知らない。 いくらでも勉強したり発見したりする楽しみがある。 …と思ったが、前翅と後翅が重なっているだけで、これはニホンミツバチ、ちゃんと2対の羽があるはず、 とのご指摘をいただきました。ありがとうございます。ますます自然のことをわずかしか知らないことを再認識しました。

2010-06-05

さすがにこんな短時間ではできませんという、 きわめてまっとうなお断りを受けて、 私が厚顔無恥にやっつけ仕事をする。 これもお役目と思って知ったかぶりを繰り返すうちに、 そういうことを平気でできる人になってしまう。 恐ろしいことだ。 まだ「恐ろしい」と思えるうちに書き留めておこう。 山月記の、虎になった李徴を思い出した。

2010-06-04

庭のタイムが花盛り (写真)。 そういえば先月にも写真を撮って載せる準備をしたのに、そのままになっていた。 これは別の種類(写真)。

この前の日曜日は町内会関係のあれこれ。 町内会ではすでに仕事を引退されたかたともお付き合いがある。 そんな生活もあるのだと気付く。


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