プチ夏休みからの帰還報告に、とりあえず風景写真を1枚だけ (写真)。
休みのしわ寄せはいろいろあるが、後悔はしてません。 黙々と働くのみ。
本日は、職場の一般公開。暑いなか、3000人以上のかたに来ていただいた。 私は受け付けの裏方と、所内の植栽のご案内。楽しんでいただけたようだ。 にわか仕込みのトンボの知識も活用。ちょうど池ではギンヤンマが飛んでくれた。 何十年振りに見るなぁ、などといって喜こばれたお客様もいた。
明日から火曜日まで2泊3日のプチ夏休み。 探さないでください。
庭の畑はご近所3羽ガラスに目をつけられてしまったようだ。 何の比喩でもなく、いつも近所にいる3羽のハシブトガラス。 トマトはカラスにつつかれるのと競争で収穫している。 キュウリは一度やられたが、さいわい口に合わなかったようでその後は被害がない。 きのうはトウモロコシが一気にやられた。穂をねじり取って一粒残らず 食べてしまい、芯だけが地面に残されていた。 調べたところ、トウモロコシはカラスの標的になりやすいようだ。 対策を講じなくては。
きのうの朝、トンボの専門家に職場の構内のトンボを教わった。 巧みな網さばきでつかまえてじっくり観察させてもらう。 池で見られたのはオオヤマトンボ (写真)、ギンヤンマ、シオカラトンボ、ウスバキトンボ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ。林のなかではナツアカネ、ノシメトンボ、マユタテアカネ。 ちょっとした溝のところでオオシオカラトンボ (写真)。 「トンボ」としか見ていなかったものが区別できていく楽しさを味わう。
庭の畑で、ようやく今年のゴーヤの一番果がふくらんできた (写真)。 今夜は初チャンプルーにしようか。
気が重い仕事というのは、やっている最中もつらいが、 待ち構えている仕事を思いわずらっている時間のほうがつらい。 ならば、事前に思いわずらわないことにしてしまえば、ずっと楽になるはず。 ただし、あまりきれいに頭から消すと、準備を怠りすぎてあとで泣く危険もある。 将来を心配することは、事前の準備を促すという点で適応的な形質であり、 進化の中で残ってきたのだろう。 一方、人によって心配の程度に大きな変異がある(私は心配性)。 これは、適応度の心配度依存性にシャープなピークがないから 一点に収斂していないということか。
10日ほど前の写真だが、家のネムノキの花 (写真)。 糸のような雄しべが光を受けている。
夏らしい夏だ。 アメダスによると、きのうのつくばの最高気温は 33.6度とのこと。 冷房がないわが家の室内気温は、たしかに34度ほどになっていた。 それでも、外の風が入ってくるので不快ではなかった。 体が暑さに慣れてきたようだ。
午前中にしっかり庭仕事をした日曜日の昼食は、そうめんと野菜天ぷら。 そうめんに添えたトマトとキュウリ、 めんつゆの薬味のシソ、 天ぷらにしたナス、シシトウ、ミョウガ、島ラッキョウ。 すべて家で採れたものだ。 夏の恵みだ。
週末に、モニタリングサイト1000の調査地のひとつを見学にいった。 そのときに撮ったオカトラノオ (写真)。 写真の右手が明るいので、茎はみな右に傾いて伸びている。そのため、 花序もそろって右のほうに垂れ下がっている。
地域メッシュコードと緯度・経度の相互変換の関数を Perl と R で書いてみた (メッシュコード換算プログラム)。 R での使用例では、lapply, sapply, mapply をあえて使った。 いつまでも for ループに安住して、C や Perl の直訳のようなコードを書いていては 進歩がないので。
職場の構内、道路沿いの土手でコマツナギが咲いている (写真)。 馬を繋げるほど丈夫だというのでコマツナギ。
どんどん予定が埋まり、業務も堆積する。 それぞれの仕事の質の低下が心配だが、 質の低下が気にならなくなることがもっと心配だ、などということは 前にも書いた気がするが、まあいいか(と、かように質が低下中)。
明日、明後日は東北で調査地見学。
今朝もノヤマトンボの写真を撮ってみる (写真)。 まさにトンボが乱舞しているような風情がある。
今年は童心にかえり、というほどのこともないが、アサガオの種子を買ってきて育てている。 1週間ほど前から咲きはじめて、目を楽しませてくれている (写真)。 実物はもっと赤みが入った紫だが、写真ではどうしても青くなってしまう。 その理屈については以前に紹介した (2007年6月の「様子」)。 青い花の色素については 花き研究所のページに説明がある。
アサガオは、遣唐使が中国から持ち帰ったものだそうだ。 ただし最初は花の鑑賞用ではなく薬用。
山はいろいろ越えたはずだったが、なんだか相変わらず綱渡り中。 そのうちに、遠くに見えていた山が迫ってくる。 あまり登攀意欲はそそられない。
明日は月例の「会議の日」。
職場の林の中でノヤマトンボが咲いている (写真)。 地味なので、咲いていてもほとんど気付く人がいない。 ハエドクソウの花も長さが5ミリ余りほどで目立たない (写真)。
あちこちでネムノキが咲きはじめた (写真)。 職場のとある建物の3階の、ある部屋のベランダが絶好の撮影スポットなのを 去年見つけた。 ネムノキは明るいところで発芽して、素早く成長してすぐに花をつけ種子を散布する。 先駆木本樹種、英語で pioneer tree species と呼ばれるグループのひとつだ。 パイオニア。 家の庭に生えてきたネムノキは、今年が発芽して4年めだが、さっそく花をつけた。
本日から7月。そろそろ一年の後半だ。正確にはあさって7月3日の正午で182.5日、 ちょうど半年となる。
夏野菜の季節だ。庭の畑でナス、ミニトマト、インゲン、キュウリがとれている。 さらに1月足らずでゴーヤやオクラもとれるだろう。 実もの野菜は収穫が遅れると固くなったり破裂したり巨大化したりぐずぐずになったりするので、 ピーク時には追い立てられるようにして食べる。 そのため夏は野菜をほとんど買わい。スーパーでの買い物は軽くなる。
先日、植物園の温室ではじめてシクンシの花を見た (写真)。 赤い花、白っぽい花が混ざっている。開花直後は白く、花の中心近くから だんだんに色素が蓄積して赤くなる。 よい香りがする。これがシクンシ科のシクンシか。 以下、シクンシ科にまつわる感慨。 昔々、私が樹形の形成プロセスの研究をするきっかけになったのが、 モモタマナ(Terminalia catappa)の樹形形成をしらべていた Fisher と、 本多久夫さんの共同研究だったが、このモモタマナがシクンシ科。 聞いたこともない科だった。その後、沖縄ではじめてモモタマナを見たときは 感慨深かった。 それから四半世紀ほどたって、やっとシクンシを見た。これまた感慨深い。