きのうの調査手伝いは,一日歩き回りながら植物の名前を言っていくという, 私にとっては楽しいだけの仕事だった.街路樹や公園の植え込みの多くは顔見知りなので, ちょっと見れば分かる.あまり付き合いが深くないものは,似たものとの識別点を図鑑で 確認する. 楽しむだけ楽しんでから帰路につくときにメールを確認したら,完璧に失念していた仕事の 催促が来ていた.すみません,すみません.研究所に戻ってから必要な手当てをした.
調査中に見たハゴロモの幼虫 (写真). どう見てもキクかなにかの種子の冠毛だと思うが,これが突然飛び跳ねる. こちらの写真を見れば虫だと分かる (写真).
日光の写真をもう一枚.スイカズラ科のカンボク (写真).オオカメノキやガマズミと近縁だ. 花序のまわりを装飾花が囲んでいる様子はアジサイのようだが他人の空似で, カンボクやオオカメノキの装飾花は花弁が目立つが, アジサイ の仲間の装飾花で目立つのは萼(ガク)だ.
あと1ケ月余りで管理職の任期の 2/3 が終了する. 管理職の重要任務のひとつは知ったかぶりだ. 知ったかぶりをするとあちこちにボロが出るはずだが, 年を重ねるとともにそれを人が面と向かって指摘してくれなくなる. そのうちにボロが出ていることの自覚がなくなり,こんなもんでいいんだと思ってしまう. また,叩かれる経験をしないと潜在的に叩かれ弱くなる. 叩かれるのが怖くなると,ボロをボロと認めずにごまかそうとする. どちらも恐ろしいことだ.ボロを見つけたら容赦なく叩いてください.
明日は調査手伝いで東京へ.
プチ逃避行から戻りました.二泊三日とは,あまりにプチでおとなしい. 行き先は奥日光. レンゲツツジ (写真)や クリンソウ(写真)が見ごろだった.
きのう中にはできない想定だった締め切り仕事が片づいて気をよくしたのだが, セミナーをひとつ忘れていたことにあとから気付いた. それで時間に余裕ができたのか.どうもおかしいと思った. そういえば,朝,そのセミナーのことを思い出して時間がきびしいぞ〜と思った覚えがある. それから会議と来客対応しているうちに完璧に頭から消えてしまった. 大丈夫だろうか,私の頭.
とある知人から 全天写真解析プログラム CanopOn 2 を学生実習で使いたいがよろしいかとの 問い合わせあり. CaonpOnのページに「ご自由にお使いください」と書いてあるのになんで わざわざと思ったが, 竹中も少しは人の役に立っていると思って元気を出せという励ましであったか と思い直した.ありがたいことだ.
庭のマサキの花が咲きはじめた (写真). ほんの数ミリの小さな花だが,私の好みだ.
今週はあと4つの会議・打ち合わせなどと,3つの締め切りに対応し, 日曜からは逃避行. 逃避行とは 「ジャーナリズムで騒がれたり世間の人と交渉を持ったりするのがいやさに、 どこかの片すみでひそかに暮らすために自分の住みなれた所を離れ(て旅に出)ること」 (『新明解国語辞典』三省堂). ジャーナリズムで騒がれてはいないが,人との交渉から逃げたいのはその通り. でも二泊三日で帰ってくるのでは逃避行とは言わないか.
昆虫のことはほとんど何も知らないが,カメラを持って歩いていると おのずと目に入ってくる. 朝のアカマツ林の林床で小さな蝶がじっとしていて,カメラを持って近寄っても逃げない. よく似ているが色ちがいの2匹がいる.雄と雌かと思ったが,調べたところ ベニシジミの春型 (写真) と 夏型 (写真) のようだ (参考ページ 蝶の図鑑). でも,6月なかばになっても春型がいるのはおかしくないのか? まちがっていたら教えてください.
まずは気をもんでくださった皆さまにご報告しないといけない. 金曜日の午後,京都への出張の前にいったん家に帰ったところ,ミツバチの姿はなかった. 日曜日以来, 五泊六日の滞在だった. ミツバチがいなくなった縁台は,木漏れ日を浴びながらもどこか寂しげに見えた. よい場所を見つけて巣を作ったことを祈るばかりである. 達者で暮らして命をつなげよ.
ミツバチはまだ庭の縁台に滞在中.今日は天気がよさそうだ.そろそろどこかで居を構えるか.
職場構内のアカマツ林で,シャクチリソバの花がぽつりぽつりと咲いている (写真). 薬用に中国から入れたものが広がったのだそうだ.
職場の広報活動(公開シンポジウム)で今夜から京都へ. 自分が話すわけではなくて裏方仕事.
きのう,東京での会議からつくばに戻ってひとまず家に寄る.最初にすることは ミツバチの確認.蜂球はギンモクセイの株元から縁台に戻っていた (写真). やってきて5日目のきょうは雨だ.これではミツバチは活動しないだろう.
きのうの夕方,職場から帰って縁台のしたを覗くとミツバチの蜂球はない. 営巣場所を見つけて飛び立ってしまったのか.ちょっと寂しいなと思ったが, 今朝になってよく見ると,すぐ近くのギンモクセイの株元に移動しているのを発見した (写真). きょうはよい場所がみつかるだろうか.
職場の本館の中庭では,しばらく前からタイサンボクの大きな白い花が咲いている (写真). さわやかで甘い香りがあたりに漂う. 香りに誘われたのであろう虫が飛び回っているのが遠目にも見える. 大きいのはオオスズメバチのようだ (写真).
写真をもう一枚.ナツツバキ (写真).
日曜の午前中は町内会のしごと(一斉清掃だの役員会だの街路樹剪定だの). そのあと庭の手入れをしていたら,遠くでハエが飛び回っているような音が間断なく 聞こえてきた.立ち上がってあたりを見回すと,無数の昆虫が飛び回っている. 数十や数百のレベルではない.やがて静まり,どこかへ行ってしまったのかと思ったら, 庭に置いてある竹の縁台の下に集結していた.分蜂中のミツバチだった (写真1, 写真2, 写真3).
春から初夏に,女王の後継ぎを産んだ母親の女王蜂や,女王候補の姉妹の一方が 多数の働きバチとともに飛び立ち,新しい巣を作るのが分蜂. 群れは塊になって枝などにぶらさがり,働きバチが巣作りに適当な場所を見つけてくるのを待つ. ふつうは数日ぐらいのうちに引っ越し先が見つかり,群れは飛び立つのだそうだ. 刺激しなければとくに危険はない. そっと近づいて写真を撮っても大丈夫(アップ). 翌朝,ミツバチは整然と繋がっていた (写真).
菅原道夫さんという方の ニホンミツバチのページ がとても充実していて勉強になる.
先日, 職場の構内に植えられている オオバヤシャブシの若い実の写真を載せた. 以前に撮った写真のなかに,まだ花のころのものをみつけた (写真). いっしょに雄花序が写っている構図もある (写真).
職場の雑木林でノアザミが咲いている (写真). 写真にじっと目を凝らすと,ひとつひとつの筒状花の尖った花弁が見える. 日本には50種ほどのアザミがいるが,この時期にふつうに見られるのはノアザミ だけらしい.
ヤマボウシの平面状にひろがった枝の上で,白い総苞が目立つ (写真).
やりたいと思ったこと,よしやろうと思ったこと,やってみようと思ったことを できるのは幸いである.
よかった探しをすればいくらでもよいことはある. きのうは,最近元気がないようで,と気づかって飴をもらったし, 朝は炊きたてのご飯をおいしく食べられたし,庭の畑では夏野菜が順調に育っているし, 長ねぎも茨城県下に注意報が出ているネギべと病にかかっていないし, 朝の空気のなか,かりゆしを着ての自転車通勤は快適だし, 事故にあわずに職場についたし,コンピューターはトラブルもなく立ち上がるし, 不幸のメールは届いていないし. なにかいいことないかなぁなどと言うと罰が当たるであろう.
ナツツバキの丸いつぼみが,時が満ちるのを待っている (写真). ほどなく咲くだろう.
先週木曜締め切りの書類は早めに提出できたが, 金曜締め切りの原稿は,週があけた月曜の午前中に頭を下げつつお納めしてきた. すみません,すみません.今週締め切りの2件は間に合いそうだ. 今週の会議7件のうち1件が終わり,明日から6件.充実の日々(冗談です).