先週のはじめに喉が痛くなり、しだいに炎症が下に降りてきたが、なんとか押さえ込んだかと思われた週末、 二泊三日の合宿会議のあいだにふたたび悪化、微熱と鼻水で不快な日々となった。会議は体によくない。
合宿前に撮った写真を何枚か。 気の利いたコメントが書けるほど頭が働かないので、写真を載せるだけです。 明るいアカマツ林の下で、ワレモコウ (写真)や ヤマユリ (写真)が咲いている。 そのほか、ベニシジミ (写真)、 シオカラトンボ (写真)。 シオカラトンボは、雌か、未熟な雄か。
庭のヤブガラシはすぐに伸びて他の植物をおおってしまうし、抜いても抜いても地下部から伸び出してくるしで、 ありがたくない。とはいえ、昆虫にとっては、夏の花のない時期の貴重な蜜源なのだそうだ。 オレンジの花は開花からまもなく、花弁と雄しべがある。ピンクの花は時間がたって花弁と雄しべが落ち、雌しべが伸びている (写真)。
職場の構内でよく見かけるクモが何かと思って調べたところ、 ナガコガネグモらしい(写真)。 網に太い糸の模様がある。隠れ帯とか白帯と呼ばれ、その機能は諸説あるようだ (Wikipedia)。
人前でしゃべる時には、それなりにテンションを上げてしゃべる。 傍目には何の迷いもなくやっているように見えるようだが、 実はかなり必死で演じている。 終わったあとで、あれでよかったのかいろいろ心配になり心が波立つ。 心配性の私には、そういう仕事は向いていないのだな。 情報発信欲がないわけではないが、書いたものをネットで静かに公開するぐらいがちょうどよい。
「大丈夫です」という表現の意味の理解がむずかしい。 不都合な状態ではないという意味ではなく、何かを断るときに使われる「大丈夫です」。 しばしば「だいじょぶです」と発音される「大丈夫です」。 遠慮か拒絶か分からなくて、むずかしいなぁと思いつつ、ネットで調べたら、 「大丈夫です」という言葉の真意を読み取れるかという記事を見つけた。おもしろい。
庭のブルーベリーの実を収穫しているとき、手にピリッと痛みを感じた。 以前、イラガの幼虫に触ってしまったときの痛みを思い出したが、ぱっと目には見つからない。 その翌日、また痛みを感じた。よく見たら葉の裏にクロシタアオイラガの幼虫が群れていた (写真)。
週末の庭では、虫がたくさん目についた。 目が虫に行くようになってきたのかもしれない。 ゴマダラカミキリ(写真)、 クサギカメムシ(写真)、 ヤブキリ(写真)。 庭で見るのはまずは普通種なので、写真を撮っておいてネットで調べるとだいたい分かる。
今年はじめて育てて見ているシカクマメの花が咲いた (写真)。 なかなかきれいな淡い青。 この写真を撮るためにしゃがみこむ時、大きなコガネグモの巣をやぶってしまった。 クモはとなりのラベンダーに逃げ込んだ (写真)。 翌日には、ラベンダーのあいだに小さな巣を張っていた。
連休は福島県の温泉へ。いくつか理由はあったのだが、それはどうでもよい。 日曜には裏磐梯を歩いた。 ちょうど歩いた日の124年前、1988年7月15日の噴火でピークのひとつ(小磐梯)が崩壊し、 磐梯高原ができたとのこと。そんな最近に、こんな大きな変化があったのか。 自分はほんとに狭い時間の窓から覗き見ているだけだな。
写真を何枚か。咲きはじめつつあるヤマアジサイ (写真)。 周囲の装飾花のガクは色づいているが、中央の両性花のつぼみは開いていない。 湿地で咲いていたドクゼリ(写真)。 死亡例もあるほどの有毒植物らしい。トリカブト、ドクウツギと並ぶ日本の三大有毒植物だとか。 そういえばドクウツギの実もなっていた。
最近は昆虫にも目が行く。 まったくの素人なので、写真をとるにも種類の識別の決めてになるところが撮れていない。 そんな写真を見せながら、詳しい人に尋ねて迷惑をかけている。 小さくて緑の金属光沢がきれいだったのは、たぶんルリハムシ (写真)。 小さなトンボは、おそらくモノサシトンボだろうとのこと (写真)。腹部の白い模様を物差しの目盛に見立てた名前。 大ぶりのテントウムシはカメノコウテントウ (写真)。
「今、○○が求められています」という表現は、どうにも気持ち悪い。 「誰が求めているんですか?」と聞き返したくなる。 聞き返したことはないけど。 あなた自身は求めているのか、それはなぜなのかをはっきりして欲しい… などと言いつつ、当たり障りのない公的文書を書くときに自分も使いそうになることがある。 主張の根拠を、自分の責任じゃない「世の中」に持っていけて楽だから。 危ない。
カメラを持って歩いているときに足元でショウリョウバッタがはねた (写真)。 背中のはねがない。まだ幼虫だ。
プログラミングについてのメモ。世の中にプログラミングの本がたくさんあるが、 その多くは、特定の言語の文法や、ライブラリの使い方の説明が書かれている。 それらも必要な知識だが、よいプログラムを書くためには、そのほかに アルゴリズム、データ構造、設計手法、開発・デバッグ手法、定石・規範などの勉強が必要だ。 これらを意識し、勉強し、身に付ければ、安定して動作し・管理や拡張がしやすく・実行速度が速いプログラムを 無駄に時間をかけずに書くことができる。これらに無頓着に、とりあえず動けば満足していると、 動作に信頼性がなく、あとでいじりにくく、効率が悪いプログラムから脱却できない。
さて、自分の勉強は足りているか? (→いや、足りていない)
オカトラノオが咲いている (写真)。 植物にカメラを向けていると、いろいろな昆虫も視野に入ってくる。 昆虫の知識はほとんどないが、たいていはごくありふれたいわゆる普通種なので、 写真を撮っておいて図鑑やネットで調べるとおおよそ判明することが多い。 ヒメギスなんてはじめて知った (写真)。 もう一枚、たぶんジャノメチョウ (写真)。ヤブカラシにとまっている。 花が左上に見えている。ヤブカラシの花とアポロチョコレートについて、去年ちょっと書いた (8月の「様子」)。
しばらく前に、自分はバックヤード好きだということに気づいた。 そういうものが好きだということを、自分で気付いていなかったのではない。 だれでもそうだと思っていたので、それが自分の特性だと認識していなかった。 建物の、関係者以外立ち入り禁止と書かれた扉があって、 その向こうに制御室だの倉庫だのがありそうだと、とても心惹かれる。 ホームセンターの裏側の、そっけない金属の扉や階段を見るだけでワクワクする。 博物館や美術館、動物園や水族館のバックヤードなんて最高だろう(入ったことないけど)。
バックヤードに入ることもすてきだが、裏方仕事も好きだ。 舞台の上に立つよりも、音響や照明に憧れる。 そういえば、昔々、コンピュータではなくてスライドを作って映してプレゼンをしていた頃、 スライド係をするのが好きだった。
職場の構内で、そろそろオオバノトンボソウが咲きはじめた (写真)。 ハエドクソウが咲くのもこの季節だ (写真)。小さくて撮りにくい花に、毎年挑戦している。 ウツボグサは、今年はじめて見つけた (写真)。 明るいアカマツ林内に生えていた。トラマルハナバチが吸蜜していた (写真)。
まだまだ咲いているノアザミにはキアゲハが来ていた (写真)。 そのほか、モンシロチョウ (写真)や ヒカゲチョウ (写真)も撮れた。 ヒカゲチョウの翅(はね)を見ると、かなりボロボロになっている。 何度も鳥のくちばしから逃れてきたのか。
以上、構内の絵日記でした。
家の庭で咲いているラベンダーは、クマバチに人気 (写真)。 クマバチはミツバチ科で、図体は大きいが、とてもおとなしい。 すぐ目の前にいても、逃げたり追い払ったりする必要はまったくない。 せわしなく飛び回って蜜を吸っているのを、レンズで追いかけてシャッターを押す。 この写真では、たまたま手前のラベンダーがきれいにボケた。 ただ、少しハチにかぶさってしまったのは残念。 なにせちょこまかと動きまわるので、 狙って構図をつくることはむずかしい。何枚も撮ってから、よさそうなものを選ぶしかない。
先月はムラサキシキブがもてていた (写真)。 ひょっとして2枚の写真に写っているクマバチが同じ個体だったりして、 などと思うが確かめようはない。