2007年4月にはじめてデジタル一眼レフを買った。Nikon の D80。 それから6年後、2013年6月に二台目を買った。Nikon の D7100。 このときの「様子」にいろいろ言い訳が書いてある。 そしておととい、三台目を買ってしまった。Nikon の D7200。 今回もきっかけは現メイン機 D7100 の修理だが、 D7200 の購入はしばらく前から考えていた。最初の購入から9年足らずで3台目。 一台3年持たないと考えるのは植木算のまちがいで、正しくは2台で9年足らずを過ごしたと考えるべきだろう。 新規購入までの時間間隔は前回よりもかなり短くなってはいるが、 無駄遣いではなく、有意義なお金の使い方だと思う(ことにしよう)。
さっそくカメラを持って 筑波実験植物園 に行った。この時期なので狙いは温室、と思ってまず入った熱帯資源植物温室でカメラを取り出した。 環境は高温多湿、いっぽうカメラはしっかり冷えている。あっという間の結露で、 レンズもファインダーも液晶画面も曇って見えない。加えて老眼鏡もすっかり曇りガラスとなった。 一眼レフの図体では熱容量も大きく、拭いても拭いても曇る。早々に退散して隣のサバンナ温室に移動した。 ここなら暖かくて乾燥している。最初はこちらに入るべきだった。 手順前後だ。 曇りがとれてから撮影。 ツルナ科、Lithops 属の写真を2枚(写真1、 写真2)。
十分にカメラが温まったところでさらにとなりの熱帯雨林温室へ。もう大丈夫だ。 ランを何枚か。シンビジウムの1種の花 (正面と 横顔)。正面から見たところは これから相撲をとりそうだ。 パフィオペディルムの1種 (写真)。 光が足りないときは自動的に感度をあげる設定にしてあり、このときは ISO 1000。 さらに暗いところのサトイモ科の葉 (写真)は、ISO 2000だった。荒れた感じはない。すばらしい。 ランをもう一種、デンドロキラム (写真)。 この仲間は香りがよい。
屋外での写真はジョウビタキの雄(写真)。 光の具合がよくなくて白けた感じになってしまったが、目の表情が撮れた。
職場構内の池は、このところ朝は全面結氷している (写真)。
昨日の朝のつくばの最低気温は -6.3度、今朝は少し緩んで -5.0度。 真っ暗な庭で、凍ったブロッコリーの脇芽をぽきぽきと折リとる。 茹でたての暖かさと甘さが嬉しい。
凍てついた空気の中、満月を過ぎた月が煌々と照る。 昨日は月齢15.8日(写真)、 今朝は16.8日足らず(写真)。 右下の地形を見比べると1日分の変化が分かる。時計に見立てて3時半ぐらいのところに、 月齢15.8日だと黒っぽくて丸い「危機の海」全体が見えているが、16.8日だと半分くらいしか見えない。 その左下の黒っぽいところ、豊かの海の中に、月齢15.8日だと丸いラングレヌス・クレーターが見えているが、 16.8日ではほとんど見えない。
またまた久しぶりの更新だ。 今朝のつくばは晴れ、最低気温は 5時27分の -5.4度と冷え込んだ。 建物の屋上から、朝日を受ける富士山の姿が見えた (写真)。 南東方向には牛久大仏のシルエットが浮かぶ(写真)。 高さ120メートル(牛久大仏のサイト)。
こんな寒さの中でも鳥は飛ぶ。建物に止まろうとしてブレーキをかけ始めたドバトの群れ (写真)。 コナラの樹上にはカワラヒワがいた (写真)。
しばらく間があいてしまった。生存証明に、無難な天気の話題など。
一昨日深夜から昨日の昼にかけて、つくばでは100ミリほどの雨が降った。 これが雪だったらすごいことになっていただろう。 午後にはしだいに青空が見えるようになり、夜の空には上弦の月(写真)。 月齢によって、見える範囲が変わるだけではない。そのときどきで、地形がよく見える昼と夜の境界付近が 移っていくのがおもしろい。
今朝の東の空では、雲が朝日で横から照らされている (写真)。 ところどころに彩雲が見える (写真1、 写真2)。
13日の朝のつくばは冷えた。7時前に最低気温 -5.7度となった。 家を出るころ、まだ薄暗い庭の植物には霜がみっしりとおりていた。 暗くてボケているが、キャラボクの様子はいかにも寒々しい(写真)。
職場構内のヤマモモの霜に、朝日が当たっていた(写真)。 ゴヨウマツの葉もうっすら白い (写真)。 枯れヨシの原も全体に白っぽい (写真)。
先週末に撮ったミズキの枝(写真)。 独特の分枝パターンがすてきだ。
3連休の2日目、きょうも穏やかな天気だ。 千葉県佐倉市のDIC 川村記念美術館へはじめて行ってみた。 建物の外観(写真)。 「絵の住処すみか−作品が暮らす11の部屋−」という、建築と絵の両方から楽しめる企画を やっていた。最終日の2日前。そうとは知らずに滑り込めた。 広い敷地には池や散策路がある。池の噴水の水がかかるところにコブハクチョウが寄ってくる (写真1、写真2)。 オシドリもいた(写真)。 コンパクトデジカメだったのが残念。
穏やかな土曜日。イロハモミジの実を逆光気味の光で撮ってみた(写真)。 冬枯れのコナラにコゲラがいた(写真)。 もう咲いているウメがある(写真1、 写真2)。 そこにはちゃんと虫も来ている(写真1、 写真2、 写真3)。
最近印刷された自分の文章を読み直したら、ミスがふたつあった。 一字抜けと、子音の抜け(「きらい」のつもりが「きあい」になるような)。 情けない。 推敲中は、誤解なく読めるか、論理が通っているか、読みやすいか、表現が不自然ではないか、 礼を失していないかなどに頭が行っていて、 字面のまちがいへの注意が足りないのだろう。 書き手としての推敲が終わったら、頭のモードをはっきり切り替えて、 校閲者としての目で最終チェックすることを試してみよう。
「校閲」で検索してみつけたツイート 新潮社の校閲は、あいかわらず凄い。 自分が分かる分野では、テレビを見ながらこんな感じのチェックをしてしまう (江戸時代の設定なのに外来種や最近の園芸品種が映っている、など)。 プロの校閲者は、そんなことをすべての分野についてやっているのだな。
2016年になった。2016 = 25 x 32 x 7。 来年(2017) は素数だ。
庭でよい香りをただよわせるロウバイにヒヨドリが来て(写真)、 さかんに花を食べていた(写真)。
室内ではランがいろいろ咲いている。 前のシーズンに買ったシンビジウムは今年も元気(写真)。 今年もいくつか買ってしまった。家にない属が中心で、家庭内フロラの系統多様性が高まった。 一鉢は Phalaenopsis 属の園芸品種 (写真)。花の直径は5センチほど。頭をかかえたような形がおもしろい。 もうひとつはアツモリソウと近縁な Paphiopedilum 属の園芸品種 (写真)。 品種名 Lime dawn。ライム色の夜明け。 ナルニア国物語 の The Voyage of the Dawn Treader(日本語訳『朝びらき丸東の海へ』)を思い出した。 このあいだ はドリトル先生を思い出したし、還暦が近づくとこんなものか(関係ないか)。
ランのほか、アフリカ原産の Lithopsの一種も開花中 (写真)。
以上、なんだか取り留めもない年頭の「様子」。