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2019年 7月

2019-07-28

うっかりで、最近の様子を過去の様子にコピーするときに、今月の11日分が欠落してしまったようだ。 10日に市内の池で見たチョウトンボをもう一度見に行った日のこと。 前日はたくさん飛んでいたチョウトンボが見られなかったのは曇っていたせいだろうかと諦めて、 タヌキモ (写真)を撮ったり、 地味なヒシの花 (写真1写真2) を撮ったりしたのだった。

いろいろなうっかりがあるが、 事故につながるうっかりは極力避けたい。 心がけていることのひとつは「使う火を消すまで離すな目と心」。 40年ほど前の春の火災予防運動の標語だ。 いったん離れた心が、なにか他のことにトラップされた時があぶない。 その後も、これに類する標語はいくつもある。 「つけた火はちゃんと消すまであなたの火」 「火をつけたあなたの責任最後まで」 「消す心置いてください火のそばに」 「火は見てるあなたが離れるその時を」 「火のしまつ君がしなくて誰がする」 「消すまでは出ない行かない離れない」。 心したい。

2019-07-27

昨日からしっかりと夏らしい暑さだ。今は晴れているが、台風接近中。

退職からほぼ4ヶ月。まったく退屈していない。 少なくともメンタル的には、そこそこの好奇心さえあれば退職はまったく恐れるに足らずという実感だ。 そのうえ、人々と語らって新しいことを始めようとしている。 できればなるべく長生きして、たくさん楽しみたい。

先日、つくばの洞峰公園のどこかにあるはずというので探していた石碑をようやく見つけた (写真)。 写真にとってから碑文をじっくり文字に起こした。 江戸時代初期から灌漑用水として使ってきた池を、学園都市建設にあたって 公園建設のために住宅公団に提供したという内容。 しめくくりは「茲(ここ)に農民と共に生きた大池の精霊に感謝しこれ を記念し碑を建て後昆に傳へんとするものである」。 本当に存在を信じていたのかどうははともかく、 大池の精霊に感謝する気持ちというのはちょっといい感じがした。

碑文はほぼ楷書で書かれているが、どうにも読めない字がいくつかあった。 そこで役に立ったのが 「日本古典籍くずし字データセット」。 前後関係からこれはこの字ではないかなと推測し、 このサイトの くずし字データベース検索でその字がどのようにくずされるかの例を見て当否を判断した。 自宅にいながらにしてこんなことができてしまう。便利な世の中になったものだ。

2019-07-24

家の庭でとれる夏野菜に追われる食卓。たとえば今朝の朝食は、 アジの開きに、いっしょに焼いたピーマンを付け合わせる。 トマトとオクラとベーコンを炒めて卵でとじたものは、きのうの夕食の残り。 キュウリの浅漬。汁物はナスとシソの味噌汁。ここまで登場した植物はすべて家で取れたものだ。 このほか日々採れるのは甘トウガラシの伏見甘長。もうすぐこれらにインゲンとゴーヤが加わる。 いかにして目先を変えながら消費していくか、頭を悩ませる日々だ。 食べきれないまま古くなったものは、生ゴミといっしょに畑に埋める。 土からいでて土に還る。

庭のラベンダーにきていたハナバチは、たぶんトモンハナバチの雌 (写真1写真2)。

2019-07-20

トマトの栽培は難しい。すぐに割れてしまう。カラスもつつくようだ。傷んだまま放置したミニトマト (写真)。 そこに小さな昆虫がたくさん来ている (写真)。 写っているのはショウジョウバエの仲間が3,4種類、ハチの仲間らききものが 1種類、ほかにコウチュウもいるようだ。 おそらくケシキスイの仲間だろう(写真)。

2019-07-18

さいわい右脚の付け根と痛みはすっかり引いた。 1万歩以上歩いて異常なし。

庭の畑のウリ科の作物の花たち。 まずキュウリの雌花 (写真)。 すでに小さなイボイボが見える。 ゴーヤの雌花もミニゴーヤだ (写真)。 カボチャの花をちょうどウリハムシが食べていてた (写真)。 ウリハムシはやたらといるので見つけてもありがたみがない。 畑からちょっと離れたところにいたスグリハムシは、ちょっとうれしかった (写真)。

ふと思ったこと。私は身長が高いほうだ。それを自分の個性のひとつだと思っている。 この個性は、高いところのものを取るなど、ごくまれに役に立つことがある。 とはいえ、背が低い人に対して優越感を持つようなことはまったくないし、 当然だけれど人に褒められるようなことだとも思わない。

スポーツによって、背が高いことが有利に働く場面もある。バレーボールや バスケットボールは顕著だ。でも、背が高い選手のよいプレイを、すばらしい、 さすが背が高いですね、と言って褒めるのは適当ではない。 同じ身長の人間ならだれでもできるプレイをしているわけではなく、これまでの 練習で培った高い技術があってこそのプレイなのだから。 私も、野球で1塁を守っていて、内野手からの横に逸れた送球を体を伸ばして捕って アウトにしたとき、手が長い!と褒められてもうれしくない。 褒めるなら、この送球はベースについたまま捕球できるととっさに判断し、 ミットと反対の足をベースにつけて手を伸ばして捕る(こうすると遠くに届く)、 体は送球に対して直角方向に伸ばす (送球方向と体の方向のなす角度の sin に比例して捕球範囲が広くなる)、 という一連の作業を正確にこなしたところを見てほしいと思う。 身長が高いのは努力の結果ではなく、技術の習得は工夫と努力の結果だから。

こう考えると、人の容姿を褒める場合、本人が努力した部分や工夫した部分を 褒めるのはありだが、生得的な部分を褒めるのは的外れな気がする。 そもそも容姿よりほかに褒めるところはないのかと思うが。

2019-07-14

右脚の付け根を傷めた。股関節周辺のどこかが炎症を起こしているようだ。 何が原因か分かるような分からないような。 歩行時、右脚を持ち上げると右の股関節は片脚の重さ(約10キロ)で引っ張られ、 左脚を持ち上げた状態では 全体重マイナス10キロの重さで圧縮される。この引っ張りと圧縮の変化のたびに痛い。 室内を移動するときは、右足を床に置いたまますりすりと歩いてみる。 これまでの経験からすると、こういう故障はだいたい1日か2日で痛みがピークに達し、 そのあと徐々に回復する。その回復過程はなかなか楽しめる。

2019-07-10

つくば市内の池でタヌキモが咲いていた(写真)。 枕水植物で、背景に見えている葉はヒシのもの。

ことしはチョウトンボの当たり年なのか、よく見かける気がする。タヌキモが咲いていた池でも 何匹も飛んでいた (写真)。 近くでよく見ると翅の輝きがとても美しい (写真1写真2)。

2019-07-08

つくば市内のとある川沿いに白いものが見えたので望遠レンズで撮ってみたら ハンゲショウだった(写真)。 こちら(写真1写真2) で分かるように、クズだのセイタカアワダチソウだのススキだのに迫られながらも、 水に強いので、ぎりぎり川沿いで徳俵に足をかけて残っているという感じだ。

2019-07-03

前の職場にときどき用があって行く。天気と時間がゆるせば、ついでにカメラを持って うろつく。まだ小さいネムノキの若木がつけた花は、すぐそばで撮れる (写真)。蜜を求めてか アリが来ている。クロヤマアリか。アリが蜜腺のあたりをうろうろしても、細長い雄しべの先の 花粉はつかないだろう。いちばん来てほしいお客はチョウか。

足元で咲いていたヒメヤブラン (写真)。低いところで地味に咲いていて、 なかなか気づかない。 ウツボグサの花はそろそろ終わり (写真)。

ウラナミアカシジミが低いところに止まってくれた (写真)。 ラッキーだ。

私は身長が高いほうだが、年齢とともに縮んできた。すでに最大値より2センチ近く低くなった。 ちょっと寂しい。とはいえ、日常生活でこの身長が役に立つ場面もそう多くはない。 電車の網棚に物を置いたり、飛行機の物入れにバッグを入れたりしやすいので、そうした場面で 苦労している人の手伝いができると少し幸せな気分になれる、といったことはあるが。

2019-07-01

家の畑のカボチャはどんどん花を咲かせる。 雄花(写真)に続いて、 ちいさなカボチャのもとがついた雌花も咲き始めた (写真)。 長さ5メートルほどの畝で、収穫できるカボチャは例年5,6個程度だ。 自分でいろいろ作ってみると、野菜による値段のちがいに納得する。 1株から1本しか収穫できないトウモロコシと、あとからあとから 採れるナスやピーマンとでは1個あたりの値段が違って当然だ。


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