あちこちのサイトの内容をそっくりロボットでとってきて,そのなかにいかがわしい ページへのリンクをちょこちょこ埋めこんだ上で公開してるというなんとも 不愉快なサイトに,私のページもパクられてることを発見.気持ち悪い. このページについて に,このページの掲載物は 「非商用目的ならば自由に引用・転載・利用していただいてけっこうです」 と書いたけど, 「サイト全体のまるごとミラーはしないでください」と書き加えました. それでどうなるもんでもないだろうけど,直接かかわりたくないし.
スギ花粉の季節を迎え,これからしばらくは自転車通勤はお休みして車で通勤. 昼休みの運動もなし.
原稿書きのヒントなどを漁ってるときにみつけた東大の 園池公毅さんのページ (2007-08-17 追記:園池さんのページは 光合成の森に移転 ). 1回の講義ごとに学生は短いレポートをメールで提出して, 園池さんがこれにコメントをつけたものをウェブに載せています (たとえば 代謝生物学:第1回,地球と生命の歴史). 学生による授業評価 も公開されてます.こういうのっていいと思うけど, 自分に自信がないとなかなかできないだろうな.
以前,ある若手研究者が「自分が今この技術を持ってないからという理由で, その方法を放棄するようなことはしたくない」と語っていました. かっこいいすねえ.そうありたい.特に年齢を言い訳にして 「もう新しいことはいいや」と言うようにはなりたくない. これはいいことを聞いたと思って,学会から帰ってから書き留めておきました. 何年かしてからメモを読み返してあらためて感銘をうけて,ご本人にも お伝えしたところ,自分の青さに照れておられました. ともあれ,いま数式をひとつひとつ追いながら 「情報量統計学」 を読んでますが,上の言葉が支えです. あと,別の若手研究者から 去年の学会で貰った喝 も.
だいぶ前にインストールしたっきりだったフリーの統計解析パッケージ R (>R 入門など)を少しいじりはじめました. 統計の勉強だの R いじりだののため,教科書分担執筆は 23,000字書いたところで 停滞してます.きょうは教科書に(なるべく)集中する予定.
どうにかしなきゃと思って,AIC (Akaike Information Criterion, 赤池情報量基準)の 勉強をすることにしました.週末に,Amazon で注文してた本が届きました. 共立出版から出てる 「情報量統計学」 です.数式が並んだ本をちゃんと読めるだろうか.私の胸は期待と不安で一杯です.
植物生態学の教科書の分担執筆は,19,000字たらず書けました. あと1万字ぐらい書いてから6000字ぐらい削れば,第一稿ができるでしょう.
きょうの午前中は, 国立環境研究所ニュース の編集委員会. 2年前からこの委員会の委員長をやってますが,けっこう楽しんでます.
このニュースは,もともとは環境研内部,環境省,都道府県の環境行政関係者 といった,いわば内輪むけのニュースでした.それを,環境研の活動を一般の 皆さんへお伝えするのを第一義とすることに改めたのが2年前. 一般の人に届きやすいのは紙よりもウェブですから, 印刷物をついでにウェブに載せるんじゃなくて,紙とウェブの両方が正式な 提供形態だという位置づけにしました. 過去の記事にさかのぼって テーマ別に整理 するなど,いろいろ工夫してます. 一度のぞいてみてくださいませ.以上宣伝でした.
その Perl ページの読者の方からメールをいただく. 日常業務のなかで人の役にたってる実感が持てることはめったにないから, ウェブの文章に反応があると嬉しい.
花粉を作ってまきちらすために必要なコスト(有機物など)が,種子を作るコストに 比べて安上がりだとする. また,雌花が咲いている期間にある程度の個体差があるとする. 一本の木の身になって考えると,どうせ安くできる花粉はたくさんつくっていろんな 時期にまきちらしておくのがの「正しい振る舞い」である. 自分の遺伝子を半分持った種子を他の木の負担で作ってもらうことができるし, 一時期に集中して花粉を作るよりも,自分が作った花粉同士の雌花をめぐる競争も 緩和できるし.
…という事情を勘案しても,やっぱり迷惑なものは迷惑です.
寒さがゆるみはじめると,スギの花粉の季節です.今年もけっこう飛ぶみたい (> ズギ花粉の飛散予想). それにしても,なんで2ケ月以上もだらだらと飛ばし続けるのか. ちっとは桜を見習えと言いたい.
植物生態学の教科書の分担執筆は遅々として進行中. 田崎晴明さんの 1月 3日の雑感 で,教科書を書くときの心がまえに触れられていました. 「自分が学生のときにこんな本で勉強したかった」と思えるような本をめざすべし. そういう気持ちはあるんですが,そういうものが書けるかどうか.
学会準備の仕事とそれ以外の仕事の切り分けを考える. 午前中は学会関係の仕事はしないことにしようかな. 午前中に学会仕事ってことにすると,午後に入ってきた仕事は 翌日に回すことになって,気が引けてついやってしまいそうだから.
4日の「素数に恵まれた 10年」の話の補足です. 素数が4つ入った 10年は,下1桁が 0 から 9 (ないしは 1 から 0)の10年間でしか あり得ません.3 から始まる 10年とか,7 からはじまる 10年が4つの素数を含むことは ありません.2 以外の偶数は素数でないこと, 下1桁が 5 の年はかならず 5 の倍数であること, 3つの連続する奇数 p, p + 2, p + 4 のうちどれかは必ず 3 の倍数であること から導けます. 10年間に5つ素数が含まれることがないのも明らかですね.
「素数に恵まれた10年」の表 を作るために書いた Perl のプログラム も載せておきます.
今年のキーワードは「ねばる」にしました. 投げ出す前にひと粘りしたら,もうすこし何かできるかも知れないので.