そんなこんなで,自分の発表の準備がまったく念頭にないのは困ったものだ.
アドインとかプラグインとかいうプログラムは,他のソフトに組み込んで機能を拡張するものです. 昔は小判ザメソフトなどという名前もありました. 嬉しいことに,私の文書に小判ザメ文書を作ってもらいました. 小川みふゆさん製作の,プログラム例から Perl 入門ページの該当ページへ飛べる 逆引きリスト です.さっそく掲載させていただきます.
その小川さんのメールにあった,自分でプログラムを書くことの醍醐味に触れ文章に 触発されて,久しぶりに PIY: Program It Yourself のページを更新しました. プログラム自作のすすめ の章の終わりのほうの「石器時代からの脱却」のところでメールを引用しています.
手持ちのツール(モノにしろ技術にしろ)が足りないとき, ツールを手に入れる努力をする,ツールなしでなんとかする工夫をする, 言い訳を考える,などの対応がある. 経済的にどうしようもないこともあるけど, 本人の努力次第で自分のものにできるツールは,さっさと努力してものにすればよい… と自分に言い聞かせつつ,統計の勉強は少しずつ進行中. 2集団の比較をするとき,いわゆる差の検定をするのではなくて モデル選択の考え方で解析する例を見て,なるほどと感心する.
とはいえ,先週もいいことはありました.まず, サッカーの得点数がポアソン分布に従うという話 に新鮮な感動をおぼえたという反応メールをいただきました.とくに,平均得点が少ないがゆえに 番狂わせの確率が高くなっているという考察がおもしろいというご意見でした.
それから,Perl のページの読者のかたから, プログラム例から本論を読める逆引きPerl入門を作ってみてる,というメールをいただきました. すばらしい.完成したらここにも掲載させていただくことにしました.
生態学会のプログラムが完成して,冊子と PDFファイルが納品されたので, PDFはさっそく大会公式ページに掲載しました(> こちら). プログラム作製担当者は「なんか自分の論文が刷り上がったみたいでうれしい」 と喜んでました.
Perl入門ページに,誤字・脱字・不明点 などの詳細なご指摘をいただく.感謝しつつ改訂する.
きのうの昼前に教科書の第一稿を見てくれる人に送って,ちょっと気が楽になる. そこで油断してはいけないのだが油断する.今朝になったら,さっそく一人から 教科書原稿へのコメントが届いている.まったくもっともなコメントで, 構成を再考することにする.
そうこうするうちに 生態学会大会 の本番まであと40日余りになってしまいました(> 大会事務局非公式日誌 ). つつがなく運営できるかふと不安になりつつ,ガマの絵入りの名札のデザインを 考える. 学会の会場はつくば国際会議場.つくばと言えば筑波山.筑波山と言えばガマの油. ガマの油は四六のガマから. 筑波山江戸屋のサイトの 筑波山紀行 の中に, 筑波山名物ガマの油売り口上が載ってます.
朝永振一郎『量子力学と私』(岩波文庫)収録の「独逸日記」は, 最近ときどき話題になってます( たとえば きょうのテクテク 1月8日分). 持ってるのを忘れて最近2冊めを買ってしまって再読しましたが, のちにノーベル賞を受ける人が自分の頭の悪さにいじけたり 自己嫌悪になったりしてる様子がぐちぐちと書かれていてとてもよいです. ACADEMIC RESOURCE GUIDE 41号 掲載の,森山和道さんの「 研究者の方々へ、ウェブ日記のすすめ 」 は,研究者はウェブ日記を書いてスポンサーたる一般の人に日常をさらしなさい という話ですが,ここでも「独逸日記」が引用されてます. 特に11月23日のところに共感.