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2004年11月

2004-11-30

先日,点の分布パターンを解析するための プログラムのページを公開すると予告したまま,作業がとまってました( 11月15日). このままになってはまずいので,簡単に書けるところからと思って書きはじめた.

プログラムそのものはできているので,C++ のソースコードをそのままHTML ファイルに変換してブラウザに見えるようにしたい.そういう作業を自動化する Perl の スクリプトは昔書いたものがあるので,これに少し手を入れて使う. ファイル中で #include されてる他のファイルへのリンクを埋めこんだり, *.h ファイルのページには対応する 実装ファイル(Windows では *.cpp) へのリンクも埋めこんだりしてくれる,私が書いたにしてはけっこう賢いスクリプトである. せっかくだからこの変換スクリプト(cpp2html.pl) も公開するか.そのために,Perl のスクリプトを自動的に HTML ファイルに変換して ブラウザで見えるようにする Perl のスクリプトを書いた(pl2html.pl).ついでにこれも公開しよう.

…てなことをやってたので(もちろんほかにもいろいろ仕事してます) 計算例のページがまだ未完ですが,できたところまで公開します (>pair correlation のページ).

あさってから屋久島へ.その準備もあるし,その前に済ませとかないと いけないこともいろいろあるし… 大丈夫か?

2004-11-25

リョウブの紅葉がけっこうきれい. 青空を背景に,カリンの実の黄色も映える.

2004-11-24

九州大学の 矢原徹一さんのページでは, 2003年の2月から4月,ちょっとだけウェブに日記を載せていたけど ( 古い日記),たちまち休眠状態になってしまった. 先日本人と話をしたとき,竹中君はよく書く時間があるなあと言われた (ヒマそうでいいねえという皮肉ではなかったと思う.たぶん). 矢原さんは,朝から仕事に追われているうちにいつのまにか夜になってしまって, ウェブページを作る時間なぞ残らないのだそうだ. でも,今やネット上に存在しないものは 世の中に存在しないのに近いという状況になりつつある. もの作りの時間を1割減らしても,その分の手間でネット上に載せたほうが 世の中への情報発信量はぜった大きくなる,という話をした. そのせいかどうか知らないけど,めでたく 日記が再開された ようだ. 教育のページというコーナーには, 九大新キャンパスの生物の保全についてのゼミの記録が載っている.

ところで,日々多量の文字情報を発信している三中さんは,息をするようにウェブ日記を 書いているらしい ( 11月23日の日録の中ほど).さもありなん.

2004-11-22

来年3月の生態学会大阪大会の参加・発表申込みの〆切が26日に迫ってきたので, 忘れないうちに済ませた (大会のページ). つくば大会のときに使ったプロバイダを大阪大会でも使っているが, つくば大会が終わってから仕様が変わって sendmail が使えなくなった. spam の温床とならないためにはよいことだが,ウェブからの参加申込み の確認メールを自動的に送れなくなってしまった. 大阪大会の担当者は毎日一回,受け付けログを参照して確認メールを送信する プログラムを手動で動かしているのだそうだ.

ひさしぶりに植物写真. ハキダメギクの花の接写です. 熱帯アメリカ原産の外来植物で,空き地のすみっこなどに咲いている. 図鑑によると花は6月から11月までだらだらと咲いているという. 花(ほんとは小さい花がたくさんあつまった頭花)は直径5ミリぐらいでぜんぜん 目立たないが,間近でみるとけっこうおしゃれである. たくさんの筒状花(黄色くて短い花びらが5枚)を, 5つの舌状花(花びらは白くて先がみっつに分かれている)が取り囲んでいる.

2004-11-19

きのうはセミナーに出たり,諸連絡メール30本あまり書いたりしてるまに 終わってしまった.きょうはもうちょっと充実感が残ることをしよう.

2004-11-18

きのう,おとといは集中講義.しゃべるほうも疲れるけど,聞いてる皆さんも 大変であったことと思います.どうもお付き合いありがとうございました.

なんか,ここ数日のあいだにこまごまとしたことが蓄積している. それら関連の連絡メールを書いたり手続きしたりしてるうちにどんどん時間が過ぎていく…

12月10(金)〜12日(日)に茨城県は霞ヶ浦の湖畔で開催される 第36回種生物学シンポジウムの参加申込みの期限が22日に迫ってます. 今回は植物生態学関係の人が楽しめそうなプログラムです (> 講演要旨). 竹中のページで見たといって申込んでもなにもいいことはありませんが, おもしろそうだと思われたらぜひご参加ください.

2004-11-15

きょうのつくばは朝から雨.雨具を着て自転車で走るのは, 自然のなかで自力で動いている自分,みたいな手ごたえがあって きらいでない.

先週に続いて,今週も火,水と大学院生対象の集中講義. Perlの実習に時間をさいているが,あらためて,書いてあるものを理解することと 自分で書くことのあいだには大きなギャップがあることを実感した. ファイルとして渡したプログラムを読んで理解し実行してもらうのは かなり効率よく進むが,単に書き写すだけでも自分で書くとなると単純な書き間違いが 多数混入して,動きだすのに時間がかかる.それを自分でいじって機能を拡張しようと するとさらに大変.でも,こういうプロセスを経ないと自分でもプログラムを 書けそうだという手ごたえは持てないだろう.

講義の材料にするつもりで,週末に点過程のプログラムをいじってみた. L関数を計算するプログラムは前に作って公開してある( 点過程解析用プログラム ppa-L). 空間構造がもう少し見やすい pair correlation を計算するプログラムを書く. これも近日中に解説ページを作って公開します.

折りから,上記拙作プログラム ppa-L をご利用いただいた論文が受理されたよ, というメールを 森林総研の正木隆さん からいただく. 発表論文(英語)のなかの, " Mast seeding and its spatial scale in Fagus crenata in northern Japan." ですね.こうやって役立てていただくと,ほんとにうれしいです.

2004-11-08

明日,明後日と大学院生を対象に集中講義+セミナー. 「道具としての計算生態学」というテーマで,計算すれば分かることは計算してみよう という話をする.自分で計算する手段のひとつとして Perl の実習にかなり時間をさく.

まる2日間にわたって高座をつとめるのだが, 受講生となるべくやりとりしながら話を進めるようにしているので, ほんとに一人でしゃべり続けるわけではない. やりとりすると言っても,どんどん質問してくださいと言うだけでは発言はでてこない. そこで,わたしの集中講義ではいつも発言したらその時間の出席点をつけます, 出席点がある基準量に達したら単位あげます,ということにしている. また,受講生にこちらから問いかけて答えてもらう. 何か答えてくれればそれでも出席点をつける. これまでの経験からすると,講義に主体的に参加してもらうのにけっこう効果があるようです.

2004-11-04

きのうは京都で会議.生態学会の電子化へ向けて委員会が始動した. 考えられることはいろいろあるが,まずは優先順位をつけて答申する. 次の次の生態学会大会(2006年)のページや,それと同時開催される可能性が多々ある 東アジア生態学会連合の大会のページを学会のサイト内で動かすことを目指す. となると最初の案内を流す来年3月末〜4月には試運転にしろサーバが稼働してる必要がある. けっこう忙しい話だ.

2004-11-02

あしたは京都で生態学会関係の会議がふたつある. 電子化検討委員会と事務局固定化検討委員会. これらがなんなのかについては, 私家版:生態学会全国委員活動レポートの 7月27日のところに書いてあります. そういえば, このレポート は7月分まで書いたところで停滞してます.早く書かないとどんどん忘れしまう. めんどうではあるけど(で,めんどうだから今まで書いてた人がいないのだろうけど), 組織が経験値を高めていくにはやっぱり書きためないと.

東京からなら京都日帰りといってもちょっと慌ただしいねという感じだけど, つくばからだと家から東京駅までの往復だけで4時間ぐらいかかる.


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