さっそくいただいたコメントを参考に, R の入出力画面を経由せずに実行:他のプログラムからの呼び出し を少々手直しする.
庭のヤマアジサイの花が色づいた.一枝切って居間の壁の一輪ざしに挿してみた (写真). たくさんの細かい花が雄しべをつんつんと伸ばしている. あえて装飾花にピントを合わせていない. 育種されてすべての花が装飾花になっている西洋アジサイとは,まったく違う趣がある.
目の前に締め切り仕事がぶらさがっているにも関らず,シミュレーション計算を始めてしまった. Perl で書いたスクリプトで条件設定ファイルを生成し,C++ で書いた プログラムがバリバリと数値計算をしていく.これらの作業全体を,Perl のスクリプトで 制御する.計算結果を順次グラフ化するために,R の描画プログラムも Perl から呼び出したい.そのために多少の試行錯誤をした.試行錯誤の成果は 書き残さないと忘れる. R でプログラミング:データの一括処理とグラフ描き に, R の入出力画面を経由せずに R のプログラムを実行する方法をまとめた章 (14章)を加えた.
…締め切り仕事がどうなったかを問わぬこと.
静かな余生を夢見る今日このごろ. 庭のユキノシタが満開だ (写真).
おとといの夜は蚊がうるさくて何度か目がさめた. あの小さな体に貯えた貯蔵物質で何時間も飛び回るなんて, 考えてみるとすごいことだ.羽根をあれだけのスピードで動かすのも, とても人間にはまねができない.蚊も肩に力がはいってしまうと うまく飛べないのではないか,などとばかなことを考える. 調べたところ,昆虫の羽ばたきには筋肉が直接に羽根を動かす直接飛翔筋タイプと, 筋肉で発生させた体の振動を羽根につたえる間接飛翔筋タイプがあって, たとえば蝶は前者,蚊や蜂は後者だそうな.興味深い.
コリアンダーの花は小さな甲虫に人気だ. よく見ると,花のかたまり6つのうち,4つでそれぞれ1匹が食事中だ (写真).
おとといの「様子」にのせたコリアンダーの写真に,矢原さんのページで反応あり (2009-05-20). コリアンダーはいくつかの花が集まって,ひとつの花のような顔をしているが, キク科ではそれがふつうだ.ひとつのかたまりを頭花と呼ぶ.その頭花がさらに集まって ひとつの頭花のように見える種類が紹介されている.これはおもしろい. いいものを見せてもらいました.
60ミリのレンズではきびしいセンダンの花を,無理して記念に撮影した (写真). 鉛筆のような苗を庭に植えて4年め,樹高は4メートルほど. ある本に「植木畑で育てた植木を庭に植えて手入れをすると庭木になるが, 手入れをしないと庭木ではなく木になってしまう」と書いてあった. さて,どうやって庭木にするか.
業務は綱渡り状態だなどと言いつつ,すでに綱から落ちかけているいかもしれない.
庭で育てたハーブのうち,何種類かは勝手に種子がこぼれてそこらへんで発芽して育つように なっている.シソ,タイム,ディル,コリアンダーがそうだ. もうわざわざ種子を買ってきて播くことはない. セリ科の一年草のコリアンダーは独特の香りがあり,世界各地でパクチーとかシラントロとか 香菜とか呼ばれて料理に使われている.白粥のうえに少量の焼き豚とかベーコンとあわせて 庭でつんだコリアンダーを載せ,ごま油やラー油,醤油で味をつけて食べるのは わが家の休日の朝食の定番だ. 醤油ではなくナンプラーを使えばよりアジアンな雰囲気だ.
今はコリアンダーの花の季節だ (写真).10個ぐらいずつの花が寄り添った塊が, さらに数個集まって,全体の大きさがせいぜい5センチぐらいか. 近づいてよく見ると,個々の塊の外辺寄りの花弁が発達していておもしろい. こういう発見があると,「いいものを見せてもらいました」という気分になる.
職場の構内のあちこちでイロハモミジのプロペラ型の実が見られる (写真). モミジは花も実もきれいだと思うのだが, 紅葉に比べて気付く人が少ない.
オオバヤシャブシの実は地味ながらおもしろい (写真)
きのうの強風にも庭の木々は耐えきった.ときどき中程度の試練にさらされることで 枝は太くなり,根もしっかり張って強度を増す.そうした経験をしないとひよわな温室育ちとなり, 大きくなってから試練に直面すると折れてしまう.北海道にごく稀に台風が上陸すると森が大きな 被害を受けるのはそういう理屈だと考えられている.
なおも綱渡りは続く. 5年の任期を つくばエクスプレス の下りにたとえると,もう利根川を渡って茨城県に入り, あと一キロあまりで守谷に到着というところだ. ここまで来ると,完全に東京圏を脱してホーム感がただよい始める.
庭のクジャクシダの葉がかなり開いた (写真).美しい. センダンの上品な紫の花が咲き始めたが,60ミリのレンズには遠すぎる.
植物が陸上にあがったのは約5億年前,シダ植物の祖先はおそらく4億年余り 前には生まれていたとされる.悠久の歴史に思いを馳せることは楽しい. それがどうしたとか,そんな知識がなんの役に立つのかなどと聞くのは野暮というもの. 知ることは愛のはじまり.知的興奮も愛もない人生は味気ないじゃありませんか…… ちょっと頭と心が疲れているようだ.
職場の構内の林では,林床で春の花がいろいろ咲いている. 多くは多年草で,毎年いつもの場所に生えてくる. たとえばアマドコロ (写真). 毎年同じような写真を撮ることになるが,それでもやっぱり撮る. おととしの写真はこれ(写真).
先日,どのぐらい研究の時間はとれるのかと聞かれた. 3月から5月は例年とくに時間がとれない. 職場にいる時間の 10%に満たないだろう. 家事の時間や体を動かす時間,本を読む時間などをすべて研究にあてれば いろいろできるのだろうが,そういう生活はしたくない.
管理職の日々もあと688日,マラソンで言うと残り16キロを切って 15.898 キロだ.
金曜の朝から家を空けて,日曜の夕方に帰ってみたら,庭や畑の植物がまた一段と育ったり 花を咲かせたりしていた.たとえばジャガイモ (写真) とかエゴノキ (写真)など.
庭のコウヤマキの芽吹きがおもしろいので撮ってみる (写真). 束ねた楊枝のような新葉がこれから伸びて開いていく.
あすから日曜までは東京でワークショップ.そこでの発表2件の準備は今なお進行中. その他,まだまだ山は続いているが,どうにかこうにか…
このところ,家のアキニレの樹液を吸いにオオスズメバチがやってくる (写真).オオスズメバチは スズメバチのうち最大のもので,たしかに大きくて迫力がある. 今の時期に見られるスズメバチは越冬した女王バチで,あまり攻撃的ではないが, オオスズメバチは餌場を守ろうとする習性がつよいので,樹液を吸っているところには 近づかないほうがよいとのこと. 都市のスズメバチのサイトに詳しい情報が載っていて勉強になる.
シュンギクの花の写真 を載せたとき, 花弁の先の色がちがう花を「複輪」と書いたが「覆輪」のまちがいでした. 調べたところ,もとは器の縁の部分などの補強につけられた金属製の覆(おおい)のことだそうだ.
家の裏庭では,カラスビシャクの花序の群舞が見られる (写真). 北アメリカでは侵略的外来種になっているらしい ( 参考ページ).
木々はとっくに新葉を展開し切ったもの,いま展開中のもの,やっと芽吹きはじめたものと いろいろだ. 裏庭のサカキはいま展開中で,新葉の色のグラディエントがおしゃれだ. (写真)
老父のパソコンが,動いてはいるもののプログラムの起動がずいぶん遅くなっているという. 電話越しでは原因をみつけられそうもないので, きのうはサポートのため東京へ.ウイルス等のためではなさそうだし,ハードディスクにも 問題はなさそうだ.システムのログにグラフィックボード関係のエラーのレポートが 大量に並んでいた.どうしてこうなったのかは不明だが,とりあえずボードのメーカーの サイトからデバイスドライバを取ってきて再インストールしてみた. 幸い,これでログにエラーが書かれることがなくなり,動作も元通りになったようだ.
庭のあちこちでコバンソウが花序を出している (写真). 地中海地方原産で,観賞用に持ち込まれたものが野生化して広まったとのこと.
時々,忙しいですかと聞かれることがあり,答えに窮する. みずから求めたものにせよ,求められたものにせよ,やるべき仕事のリストには いつでもいろいろ並んでいて, 優先順位を考えながらどれかの仕事をやっている. 仕事リストが空になったら,何も求められず,みずから求めることもない 状態なわけで,それはまずいだろう. 差し迫った〆切の数の増減はあるが,差し迫っていないことはやらなくてよい訳ではない. 〆切直前に慌ててやるか,早めにやるか,いずれにせよいつかはやることだ.
そんな日々はふつうだし, 忙しがってみせるのはスマートではないという変な美意識もある. だから,忙しいかという質問に「はい,忙しいです」とは答えたくない. だからといって,「暇です」と答えるのも現実とは違う. というわけで,答えに窮してしまって「いや,まあ,なんとか…」などと 言葉を濁すことになる.