こんどの生態学会 の講演要旨が J-Stageで公開 されたようだ. 目次ページにはすべての演題がベタに並べられている(目次だけでファイルサイズは700KB超). これではパラパラ眺めるには不向きでしょう.
ソースファイルをこちらで保存してから細かく切り分けようかと思ったが, これが改行コードが一個もないファイルでエディターも立ち往生する. ええい,この野郎とばかり,ついつい 小分けにするプログラムなど書いてしまった. そのメモと, 成果物である私家版目次を公開します. きわめてそっけないですが,軽いです.
今日は論文を書くために午後から休日出勤したはずだったのに…
コナラのどんぐりが成長中(写真). このころが一番かわいい気がする.
5月8日のところに すごいアイデアを思いついて興奮したようなことが書いてあるのを見つけた. 困ったことに,どんなアイデアだったのか思い出せない. この「様子」とは別に毎日やったことを項目だけ書き並べた自分用の 作業日誌があるので,これを見てようやく思い出した. そうか,埋土種子の話だった(と書いておけば,2ケ月後に今日の様子を見て また悩まなくてすむだろう).
8月末の生態学会の発表準備,9月半ば〆切の論文原稿, おなじく9月半ばの2時間のお座敷,11月に集中講義, 共同でやりかけの保護区デザイン問題などが当面の課題. せっかくのアイデアもまたしばらく寝かせておくしかないか.
中国からの英文のPDFファイルを読んでいたら,途中で数ページ真っ白になっている. そこで中国簡字体のフォントをインストールするかと Acrobat Reader が聞いてきた. 読めないと困る文書なので,しょうがないから言われるままにダウンロードして インストールしたが,これが 10メガバイト余り.で,表示されるようになった 数ページのなかでどこが簡字体なんだと探したら,あった.×(かける)の一文字. これだけのために 10メガバイト,1億個近い1と0 がネットを流れたのか.
東大海洋研の中嶋美冬さんのページにある 魚類の右利き左利きの解説 は,先日見た,東大の勝川さんによる魚の右利き左利きのflash ( 7月15日の日記 )のもとネタの写真入り解説.下顎のつけねが左右どちらにずれているかで, 泳ぎ出すときの方向も決るし,エサになる魚が右利きか左利きかも影響される. 右利きと左利きとどちらが多数派になるかは,エサになる魚の利きとの相互作用で 時間とともに振動する,という話.
釧路での生態学会まであと一月ほど. 私が企画責任者の一人ということになっていて,事務連絡係として働いている シンポジウムのページなど作ってみる(> サクラソウシンポのページ). ぼちぼち 自分の発表 のことも考えないと.
冷房のないわが家では,きのう寝る頃の室温が33度.朝6時に起きたら31度. 最低気温 25度で熱帯夜だなんて甘すぎると思う. 25度なら亜熱帯夜,30度で熱帯夜ぐらいにしてくれないと納得できない.
降水量が10ミリの雨なんてたいしたことなさそうだが,1平米あたり10リットル. 20平米の家庭菜園なら200リットル.じょうろで5リットルずつ撒いたとして 40回も水道と畑の間を往復しないといけない. 雨は偉大だ.
東大の勝川さんが「海の日の展示のために魚の右利き左利きのflashを作」って 公開されている( 7月15日の日記 ). 魚の右利き左利きとはなんぞや.百聞は一見にしかず.ただし画像が大きすぎてブラウザの ウインドウに入りきらないのが難点.
あちこちで植栽のノウゼンカズラが咲いている (写真). 夏だ.
過日の匿名メールは,リアルな世界で私の近所にいて私を知ってるという人からだったもんで, まったくの匿名メールよりずっと不気味でした. この不気味さについては,ふたたび津村さんの ただの匿名よりずっと不気味な匿名 に具体例が書かれてます. その後,名乗りをあげるメールをいただいて,お互いにすっきりしました. 一件落着.あーよかった.
ごくまれに,まったく未知のかたからこのページについての感想などをいただく ことがある.なんにせよ「誉め言葉ははげみに,批判は参考に」を心がけているので, どんな感想でも歓迎です
質問メールをいただくこともあり,可能な範囲でお答えしてきた. その質問メールが匿名の場合どうするか. 返事を書く意欲はいまひとつ盛り上がらない. とくに質問内容が個人的なものだと,匿名の人にはあんまり伝えたくない. 津村さんの 実名を名乗っていてうれしいこと のなかで言う「情報の非対称性」が存在する状況,つまり相手はこっちを知ってるけど こっちは相手を知らないという状況では,個人的な話をする気にはならない.
…というわけで昨夜メールをくださった方,個人的なお返事はご勘弁ください. たぶん,功も罪も,失敗も成功も,自分のものは自分で引き受けよう, 功や成功だけなんて人はだれもいないし,という気持ちになれれば すこしは楽になるかも. はっきり名前を名乗ることもこれに通じるんではないかと思います.
人生相談なんてえらそうなことは自分には似合わないので, 気分を変えてシベリア写真シリーズ. 飛行機の窓から見たベルホヤンスク山脈. こんな地形が延々と続いていた. ベルホヤンスクはとにかく寒い ことで知られている.すこし前の統計だが 年平均気温が-15.2度.
さまざまな〆切があるのに,ついつい先日来の計算問題にひっぱられてしまう. おもしろいと思うときにやってしまうのが効率はいいし,まあいいか.
入力中のシベリア写真から一枚.クラスノヤルスク市内を流れるエニセイ川の土手に立っていた 方位の標識(写真). 左のВがвосток(東).右のЗはзапад(西).なんでこんなものが唐突に立っている のか不明だが,けっこう気に入ってしまった.
ふと思い出したこと. 昔々30才になったころだったか.これまでは将来の可能性で評価されていたのが, これからは実際に何をしているかで評価されるなあ,きびしいなあと思ったことがあった. やがて過去に何をなしたかで評価されるようになるのか. というより,過去に何をなしたかで評価されたくなるのか. それって過去の栄光にすがりつくというパターンではないか. そうはなりたくないが,さいわいにしてすがりつくような栄光はないので安心だ.
自然保護区のデザインに関係する計算問題の続き. 計算量が多い部分は C++ で書いたプログラムが担当し,これを呼び出したり出力結果を 加工したりするプログラムは Ruby で書いて,最後に絵にするところは R でプログラムを書いて自動化. ただし途中でちょっとデータを変換する数行のプログラムは Perlで書いた. 適材適所が効率がよい.
保護区のデザイン問題は,計算問題としてもおもしろいけれど, そこにはまりすぎると,エレガントだけど実用的でない解法になってしまうおそれがある. 実際のデータの精度だの,いろいろな制約条件だのの組み込みやすさだのを意識して 解法を考える.こんな実用志向の発想はこれまでしたことがなかったな.すみません.
ことしはうるう年だから,7月1日までが183日,7月2日以降も183日, 今日の終わりでちょうど一年の半分になる.
鈴木牧さん による 正しい公募の落ち方. 公募というのは研究職の公募. こうすれば落ちますよ,あなたもみごとに落ちましょう,という文章ではないので, 落ちたい人が読んでも参考にはならない. 落ちてしまったときの気持ちの整理のしかたが書かれている文章. なにごともご縁か.縁は異なもの味なもの,です.
先日の計算問題は,まったくしろうとの分野なので,自分の計算がなにか価値のあること なのかどうかよく分からない.実用的には意味がありそうな気はする. 集中して勉強してみて,論文になりそうならするし, そうでなくてもプログラムは公開しよう.
きょうと明日の午後は職場で上級救命講習会があるので受講する. こういう技術を持ってると,なんとなく生き抜く力が増すような気がする.