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2011年 10月

2011-10-31

なんとなく慌ただしいままに日々が過ぎ、更新が一週間あいてしまった。 カメラのトラブルで、その間に撮った写真の一部はコンピュータに移すまえに 読み出せなくなってしまった。とはいえ、たいした写真はないので、それほど がっかりではない。念のためメモリーカードを初期化した。

残った写真から一枚。ゴンズイの果実が割れて、中から黒い種子が出てきたところ (写真)。この赤で鳥を呼ぶのだろうか。

2011-10-23

遊歩道を自転車で走っていたら、道沿いの木の肌に着生シダのノキシノブがついているのが眼に入った。 シダの胞子が発芽すると、まず前葉体というものができる。ノキシノブが着生しているところでは、 たいてい前葉体も見つかる。以前の写真だが、ノキシノブが着いた樹肌の全景 (写真) と、近寄って撮った前葉体 (写真)。 前葉体の大きさはせいぜい数ミリぐらい。 右下の前葉体からは、胞子体の葉が伸びはじめている。

自転車を止め、ルーペを取り出して観察する。木から数センチのところまで顔を近寄せ、 じっくり探すとちゃんと見つかる。 おー、いるいる、と喜んでいたところで「竹中さ〜ん」という声がする。 木から離れて顔を上げると、知り合いが手を振りながら、軽やかに走りぬけていった。 木に貼りついて顔が隠れている状態で私だと分かるとは、すごい識別能力だ。

2011-10-21

庭のエゴノキの実がぶらさがっている (写真)。 正確には、果皮がとれて種子がむき出しになった状態。 左のほうに、乾いた果皮がとれかけた状態のものが少し写っている。

モッコクの、小さなリンゴのような実が割れて、中から鮮やかな色の種子が出てきた (写真)。 先日載せたツリバナの種子 (写真)と同じ色だ。 鳥にアピールする色なのか。

庭で勝手に増えているツワブキの花が開いた (写真)。 暗くて絞りを開いて撮っているので被写界深度が浅く、画面右下のつぼみ (正確には総苞片に包まれた花序)はぼけて写っているが、 そのしっかりした形が好ましい。

以上、今日の絵日記。

2011-10-20

この初夏に収穫したけれど食べなかった島ラッキョウを秋にまた植えつけたら、 花茎が伸びてきて花が咲いた (写真)。 同じ属のニラ (以前の写真)よりも、ずっとまばらで 控え目だ。

職場の構内のカゼクサ(写真)。 小穂の柄が縮れたようになっているところが、なんとなく好ましい。

2011-10-18

ふと思い立って、久しぶりにC/C++の開発環境(Borland の Developper Studio 2006)を立ち上げて、 K&Rの 最初の例題をコンパイルしてみた。 リッチー氏の追悼のつもり。

#include <stdio.h>
main()
{
    printf("hello, world\n");
}

hello, world と表示するだけのプログラム( 参考:wikipedia のHello world)。 現在のCの標準では、このままコンパイルすると警告が出る(関数の返値の型を何も指定しないと void と仮定されるが、 main の場合は int 型を指定し、関数の最後に return で整数型の返値を返さないといけない)が、ともかくコンバイル、リンクを経て 実行ファイルが作れる(Windows 版 hello.exe)。 コマンドプロンプトで動かすと、hello, world が表示される。素っ気ない一行の 挨拶を眺めながら、Cの勉強を始めたころに思いを馳せ、しみじみとする。

2011-10-17

今月のはじめ、まだ裂開していない ツリバナの実の写真 を載せた。 ほどなく割れて、中からオレンジ色の種子が顔を出した (写真)。

コンピュータ・プログラミングの世界自体がまだ若かったころは、関係者も若かった。 だれかが亡くなることもあったが、その多くは早すぎる死だった。 今、Unix の誕生から40年ほどになる。Unix とそれを記述したC言語の開発者の デニス・リッチー氏がつい先日亡くなったという (記事)。 70歳。大往生とは言えないが、若すぎる死でもない。そのことが感慨深い。

リッチーといえばカーニハン&リッチー、いわゆる K&Rだ. 第二版が出たのは 1988年で、日本語訳は1989年発行。書棚からとりだして奥付を見たところ、 私が持っているのは1992年2月印刷、初版 101刷(!)だった。 それまでもFORTRANだのBASICだのアセンブラだので自己流のプログラムを書いていたが、 ほんとうのプログラミングの世界に分け入ったのは K&R でCを勉強したときからだった (「私が使ったプログラミング言語」のCの項)。 あのころのワクワク感が懐かしい。

2011-10-13

去年の秋に庭のなかで場所を移したホソバヒイラギナンテンがしっかり根づいて、 たくさん花をつけた(写真)。 中国原産。ホソバではないヒイラギナンテンもよく植えられているが、 ホソバのほうが葉に厚かましさがなくてよい。

全国交通事故多発交差点マップでは、最近4年間、毎年の人身事故多発交差点トップ5が 見られる ( 粕谷さんのページで発見)。 トップ5×4年なので、県ごとに延べ20個の交差点がリストアップされていることになる。 地元茨城を見ると、20個のうちじつに7つがつくば市内だ。このうち2回トップ5入りしている 交差点が2つあるので、実質5つの交差点が挙げられている。 そのうち2つは私ないしは家族がきわめて頻繁に通る所、2つはときどき通る所、 もうひとつもたまに通る所だ。なお、つくば市を上まわる8回のトップ5入りは水戸市。

2011-10-10

7時半ごろに家を出て筑波山へ。8時15分ごろから登りはじめる。 全体にガスがかかり、深山幽谷の雰囲気もある。 下るころには晴れて木漏れ日が射す。 キバナアキギリがちょうど花盛りだ (写真)。 オクモミジハグマは、 キク科の中ではわりと好ましい花だ(写真)。 連休中とあって、あとからあとから人が登ってきた。 早めに登ってよかった。

私を評して、生傷が絶えない人だとの言あり。なんの比喩でもない。 たしかに生傷が絶えない。 グラウンドでのスライディングのすり傷、 庭仕事での手の軽いケガ(たいてい素手で作業するので)などなど。 不注意といえば不注意なのだが、いろいろ体を使っている証拠でもある。 そのことを自分では好ましいと思っていることに気付いた。

2011-10-09

リンドウの花は日があたると開き、陰ると閉じる。 庭に植えてあるリンドウは、朝出勤するころはまだ閉じているし、 夕方帰ったときにも当然閉じている。 もったいないことだ。 晴れた週末にのみ花を見るチャンスがある。 せっかくなのでカメラを向ける (写真)。

職場の構内でまだゲンノショウコが咲いている (写真)。 西日本では赤い花、東日本では白い花がふつうのようだ。 実物は直径1センチあまり。雄しべの葯の濃い色のおかげで 全体が引き締まってみえる。

今週は人間ドック。今月中に車検もある。人も車も加齢が進んでいるが、 どちらもまだまだ動くつもり。半年ほど前、旅先の駐車場に車をおいて、 一時間ほど歩いて戻ってきたら鼻先が凹んでいたが、走行に支障はないので そのまんまにしている。

6日の様子のところで、命題の逆と裏をまちがえていたのに気付いて修正 (参考:Wikipedia 対偶(論理学))。

2011-10-07

今日の紅葉写真は庭のナツハゼ (写真)。 葉が濡れている。昨夜、少しだけ雨が降ったようだ。 シソの花はもう終わって、実が熟しはじめる。 萼に密生する毛が朝日で光っている (写真)。

職場の構内でミズヒキが咲いている。長い花序に小さな花がぱらぱらと付いていて、 どういう構図で撮ったらよいのか悩む(写真)。 密に生えているところで、広角レンズで寄り、手前の数本にピントを合わせ、背景に ややボケた花序がたくさん入る、なんて絵が作れたらよいかと思うが、 なかなかそういう場所がない。

プログラミングの話題になると、つい熱く語ってしまう。 しゃべってる方は楽しいが、聞かされるほうは迷惑だろう。 その点、自分のサイトで書き綴る分には人に迷惑がかからない。 自己満足のみで人の役に立たない文章ならだれも読まないというだけのことだ。 今は R のデバッグについてメモを書きつつある。 構想を練っていて、ものごとをうまく整理できたと思ったとき、快感を覚える。

2011-10-06

木の種類によっては、そろそろ紅葉がはじまっている。 庭では小さなツリバナの少ない葉が赤くなった (写真)。 この木は、植えた年の秋に地上部分がほとんど枯れてしまった。 もうだめかと思ったが、翌年、地際から細い枝が伸びてきた。 年々、ゆっくりとだが成長し、4年たてってようやく1メートル足らず になった。今年は初めて花がひとつ咲き、実がなっている (写真)。もうすぐ割れて、中の赤い種子が 顔を出すはずだ。 あきらめないでよかった。

ところで、あきらめなければ夢は叶うなどと言うが、本当か。 「あきらめたら夢は叶わない」という命題はほぼ正しいだろうが、 その裏 である「あきらめなければ夢は叶う」は必ずしも正しくないだろう。 逆 である「夢が叶わないのは、あきらめたからだ」も正しくない。 対偶である「夢が叶うのは、あきらめない場合である」は正しい。 ツリバナも、あきらめずに植えておいても枯れてそれっきりということも多々あり得た。 あきらめない心に加えて幸運のおかげで実がなった。 ありがたいことだ、と感謝の心を忘れまい。

2011-10-03

あちこちでキンモクセイの香りが漂う季節になった。 うちの庭ではギンモクセイ(金ではなく銀)が咲いている (写真)。 キン−もギン−も、同じ種の変種とされている。いずれも中国原産。 同じ属で日本在来のものというとヒイラギがある。 ヒイラギの花の香りがいちばん控え目で好ましい気がする。

2011-10-02

「最近のまじめな更新」のところに書いたように、 R でプログラミングのところに少々加筆。 このページを参照しながら人にいろいろ説明すると、いろいろ不足点が見えてくる。 気がついたときに書き加えておく。

2011-10-01

8月にママコノシリヌグイと書いて載せた写真は イシミカワでした。 失礼しました。 今、イシミカワは実が色付きはじめている (写真)。 実を見れば一目瞭然。 写真を見てカメムシが潜んでいるのに気がついた。


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