目先の〆切仕事を優先してると,〆切はないけど重要な仕事の順番はいつになっても 回ってこないので,数多の〆切仕事をあとまわしにしながら自分の論文書き. 不義理をしてる皆さんには心のなかでおわびしてます.
きのうは,ほかの研究室で研究してる学生の修士論文発表会の練習に おつきあいする.年を取ってくると,若い人が相手をしてくれるのがありがたい. 発表を練るにあたっては, 聞き手に届く学会発表のために や, 学会やセミナーで質疑応答を楽しむ も参考にしてくれたとか. で,本番の発表はうまくいったかな?
ある人から,私のページ中で触れている,とある英語のページの翻訳を公開しました というメールをいただく.でも,他人の著作物を無断でそっくり翻訳して公開したら 著作権の侵害になる.許可はとってますかと一応おたずねしたところ, 許可はとってないのでいったん削除します,とのお返事. このやりとりの間にちょっと調べたことなどをもとに, リンク集の 著作権,リンクのしかたなどのページの最後 に,翻訳と著作権関係のリンクを少々加筆した.
19日の月曜に福岡について,その日の午後と火曜は寒いながらも作業ができたが 水曜から雪(>雪景色). 植生復元地も雪におおわれている(>復元地). たいした積雪ではないけれど,芽生えにつけたマークも雪のしたで,調査にならない (雪に埋もれた水色のマークその1, その2). 木曜も調査地の雪は消えていない.予報によると,金曜の昼からまた降りはじめて, 土曜日がピークだという.どっちみち仕事にならないし,土曜日の帰りの飛行機が 飛ばなくなったらめんどうなので,予定を早めて金曜日に帰ってきてしまった. 予定した作業の2〜3割ぐらいしかできなかった.
私の書いた 研究者がウェブで語れば皆が楽しい を読んで自分のページを作りはじめたという方からメールをいただきました (>角谷拓さんのページ). こういう反応をいただくと,はりあいがあって嬉しい.
来週は一週間不在です(>不在予定).
しばらくぶりに北大の 苫小牧研究林のページ を見てみたら,トップページに最近の研究林の様子が ぽつりぽつりと書かれるようになっていた. 今年もミズナラのドングリは不作だとか,市内でヒグマが目撃されたとか, フユシャク(※)が飛んでるとか,なかなか趣深い. 印刷パンフレットそのままみたいなページだとなかなか再訪しないけど, こういうコーナーがあると時々のぞきたくなる.
※フユシャクって知らなかったので調べてみた. たとえば 向井千秋記念こども科学館のページ のなかの フユシャクのページ など.シャクガの仲間で,成虫が冬に活動する蛾のグループだった. シャクガの幼虫は尺取り虫.
午前中はセミナーで発表 (>要旨). 午後は,近日締め切り仕事をいろいろやったり, 来週の調査にむけてのフンドシ作りなど. 調査地の九州大学新キャンパス予定地の様子は ライブカメラ で見られる.
閉鎖を惜しんでいたR-Tipsは, あたらしい場所を得て存続することになったと連絡をいただきました. 中央農業総合研究センターの 竹澤さんのページ のなかの, 舟尾暢男さんの作品集 というコーナー.LaTex の入門講座もあります.
R-Tips の閉鎖はもったいないという件(>1月9日), 削除しちゃっちゃもったいないですと作者のかたにメールを送ったところ, 閉鎖しない可能性もあるようなお話でした. で,そのやりとりのなかで,こういうページを公開しててもほとんどまったく 反応がないということを言っておられました.
たしかにウェブで公開してる文章などへの反応は少ないもので,知り合い以外で なんらかの反応をくれる人は数百人に一人ぐらいの頻度ではないかという感じ. 「参考になった」の一言だけのメールでも貰えると,すごく励みになるんだけど. とはいっても,自分でもめったに「励ましのお便り」を送ったりしてない. 充実した内容のページで勉強させてもらったら,もうちょっとまめに感謝メール 送ったほうがよいかも.ウェブ日記への内輪的ツッコミではなくて.
来週一週間はふたたび九州大学新キャンパス予定地へ (前回は12月). 植物にひたすらマークを付け,種類と高さを記録してくる. 楽しみは焼酎お湯割の晩酌のみ. 出張前にやること,出張中に片づけるべきこともいろいろ溜まってる.
きのうの夕方はまったく凍ってなかった池が,今朝の通勤途中にみたら7割がた凍っていた. 残った開水面にカルガモが集まっていた (写真)
来週のセミナーに向けて,慣れないRでデータ解析など.ネットでもあちこち覗いてまわる. R-Tipsは, まずはRが動きましたという段階からもう一歩次へ進むときに役に立つページで 時々見ていたのだが,きのう久しぶりに行ってみたらもうすぐ閉鎖すると 書いてあってびっくり.もう卒業するし( 作者の 舟尾さん は大学院生), そのあと更新もできないだろうし, 世の中にはもっと充実したページがどんどんできてるので もはや存在価値もないだろうし, などと閉鎖の理由が書かれている.そんなもったいない. いろんなページを見比べながらだんだんに分かってくるってこともあるし. 自分でいろいろ見当をつけられない初心のころは特に. せっかく作ったものは残しておいて欲しいな〜.
もらいっぱなしの年賀状(の一部)に,今さらながら返事を書いて送った. 今年もいろいろ不義理をしそうだ.
津村ゆかりさんのページ の, 個人ページの公開法について のコーナーがどんどん充実していってる. 研究者が自分のページを作るうえで参考になる文章群. 一種ストイックな精神につらぬかれている. これにどのぐらい「遊び」を足すかは人それぞれでしょう. それにしても,思ったほど研究者のページが増えていかないのはなぜだろう.
来週,研究プロジェクトグループのセミナーで発表する.九州大学新キャンパスでの 研究計画の話などする予定. グループのページに 要旨を掲載 する.
FSPM4の要旨はぜんぶで120も集まったそうな. これからセッションごとに手分けして内容の審査をして順位づけをし, 口頭発表にあてるものを選び出したりする作業. 私もひとつのセッション全体の仕切りともうひとつのセッションの審査とで, 20本以上の要旨を評価する. たいへんではあるけれど,世界にはこんなに同好の士がいるんだなあと感慨深くもある. ふだんはほんとに少数派ですから.
正月には老父のところに一泊二日.もっぱらコンピュータのメンテ作業. システムがとても不安定なような話だったので,ウイルスが入り込んでるに違いないと思ったが, はたして20匹以上も巣食っていた. 全部駆除して,OS をアップデートして,自分でアップデートするやり方のメモを作り, アンチウイルスソフトの設定をいろいろ. メールとウェブとDNS以外のポートはみんな閉じたり. あとはブラウザやメールの整理と,囲碁ソフトのインストール (> 囲碁世界 達人コレクション 2).
以前,老父との電話でのパソコンサポートの難しさは いったいなんなんだと思って,そうか,概念モデルを共有していないからだと気がついて 自動券売機の例を書いた. 老父は,駅で切符が買えずにうろうろしてるばあさん扱いされたとおもしろがっていた (じいさんでなくてばあさんというところに問題はある)が, ほかの親戚(パソコンを使っているが,やはりあまり詳しくはない)は侮辱だと怒ってたそうな. なんの価値判断も含まない例のつもりなんだけど.概念モデルを共有していないと, ある程度抽象化した説明ができず,即物的な説明(右上のすみにある,まるくて中央に細長い 穴があいてるところに硬貨を投入し…のような)が必要になるという例. 違う専門分野の人とのコミュニケーションで言葉が通じないという場合も, 言葉そのものを知らないということよりも,その背景にある概念モデルが 共有できてないことのほうが大きな障害になるように.
2004年になりました.2004 = 2 x 2 x 3 x 167. 167というのはけっこうりっぱな素数に見える.
昨年末に,ほかの研究室の院生と話をした.とったデータの解析方法が話題. ふたつのグループのあいだの違いを検出したいのだが,比率を取ったり 回帰をしたり,いろいろ加工してからグループ間の違いを検定したいという. まずは取ったデータそのものの分布はどうなってるのか聞いてみたところ, それはまだ見てないという. じゃあまずそこから調べてみようと,一緒に簡単なグラフを書いてみたところ, グループ内のばらつきがとても大きいし,ふたつのグループのデータの分布は ほとんど重なってることが分かった.院生の感想は,「そーか,まずは取ったデータ そのものをよく見ないといけないんですねえ.」
それに,研究の狙いを聞いてみると,グループ間で○○に有意差があると いうことよりも,グループ間で○○がどのぐらい違うかを示すことのほうが 大切そうだ.いわゆる有意差決戦主義(適当な検定で何らかの有意差を見つけ出して 事足れりとする姿勢)に陥ってしまってはいけません.
私自身の統計の知識はごくごく貧弱なので,自分ではたいした説明はできない. はじめてまともにデータ整理をしてる学生・院生などに勧められるような ページを集めたリンク集を作っておこう.というわけで作りました>リンク集の 統計との付き合い方入門関連ページ.